102シーズン目
【協会】 日本協会改革プロジェクト発足 日本協会は、日本ラグビー改革プロジェクトを発足させた。組織(委員長、町井徹郎)、強化(宿沢広朗)、マーケティング(堀越慈)、普及(真下昇)の4部門で、アマ・プロオープン化の時代に備えて改革に着手した。/平尾誠二監督辞任、向井昭吾監督に就任 日本協会は12月24日、日本代表監督の平尾誠二の辞任と向井昭吾の就任を発表した。/プロ化容認 日本協会は平成13年1月の理事会で、世界の情勢に従いアマ・プロのオープン化に踏みきり、ラグビーの発展、強化に取り組むことを決定した。【ルール】 「スクラムとラインアウトはゴール前5メートル以内では組まない」という国内特別ルールが国際ルールとして採用された。
【代表】 第5回パシフィック・リム選手権(5敗) 続投した平尾誠二日本代表監督が、4年後のワールドカップを見据えて、メンバーを一新させたが成果が得られず、パシフィック・リムに5連敗し最下位となった。
★162 | 2000.5.20 | ●日本代表 | 22−47 | ○フィジー代表 | 秩父宮 |
★163 | 2000.5.27 | ●日本代表 | 21−36 | ○アメリカ代表 | 秩父宮 |
★164 | 2000.6.3 | ●日本代表 | 25−26 | ○トンガ代表 | 秩父宮 |
★165 | 2000.6.10 | ●日本代表 | 9−68 | ○サモア代表 | アピアパーク |
★167 | 2000.7.15 | ●日本代表 | 18−62 | ○カナダ代表 | マーカム |
第17回アジア大会に5連覇 日本の青森で行われた第17回アジア大会で、日本代表は決勝の韓国に34−29で辛勝して5連覇を飾った。
日本代表フランス・アイルランド遠征(3敗) 日本代表はフランスA代表との試合は23−40と健闘したが、アイルランドではU25代表との試合で13−83、テストマッチでは9−78という大差で敗れ、アイルランド協会とファンにひんしゅくを買った。テストマッチは、ベストメンバーで対戦するのが当然で、新しいメンバーで対戦しこの結果では対戦国に礼を欠くという当然の指摘であった。
【選手権】 神戸製鋼、サントリー譲らず双方日本一 第38回日本選手権大会では神戸製鋼とサントリーが、互いに譲らず27−27で引き分け双方優勝となった。神戸製鋼は2年連続9回目、サントリーは5年ぶり2回目の日本一となった。
【大学】 関東学大が大学日本一 第37回大学選手権は、久富雄一主将が率いる関東学大が、法大を42−15で破って2年ぶり3回目の優勝を果たした。法大は準決勝で慶大15−13と競り勝ち、関東学大は同大を33−19で破り、初めてのリーグ戦決勝対決を演出した。/対抗戦は慶大、リーグ戦は関東学大 第71回関東大学対抗戦は慶大が7戦全勝で2年連続9回目の優勝、第34回関東大学リーグ戦は関東学大が7戦全勝で2年連続5回目の優勝。/関西は同大、九州は福岡工大が優勝 第72回関西大学リーグ戦は同大が7戦全勝で2年ぶり42回目の優勝を遂げた。第8回九州大学リーグ戦は福岡工大が6勝1敗で王座を奪還した。/慶大100周年 前年度、14年ぶり2回目の大学日本一に輝いた慶大ラグビー部は、9月12日に三田の慶応義塾で100周年記念式典を行った。
【社会人】 神戸製鋼が連覇 第53回社会人大会は、神戸製鋼がトヨタ自動車に29−26で勝って、2年連続9回目の優勝を遂げた。準決勝でもサントリーに41−38と苦しんだ神戸製鋼は、SOミラーのゲームリード力が光った。/東日本はサントリー、関西はトヨタ連覇、西日本はサニックス連覇 第13回東日本社会人リーグは、サントリーが7勝0敗で2年ぶり4回目の優勝。/第43回関西社会人Aリーグは、トヨタ自動車が7勝0敗で3年連続15回目の優勝。/第29回西日本社会人Aリーグは、サニックスが7勝0敗で2年連続2回目の優勝。
【地域】 第40回三地域対抗はともに九州に勝った関東と関西が引き分け優勝は預かりとなった。/第55回学生東西対抗は関西が81−47勝ち11年ぶり10回目の勝利。/第51回朝日招待は関東学大が52−26で九州代表を破った。それにしてもハイスコアゲームが多いと苦言を呈したくなる。
【その他】 高校選抜大会始まる、花園は伏見工が優勝 第1回高校選抜大会が、熊谷ラグビー場で開催され、Aグループでは埼工大深谷が41−33で国学院久我山高に勝ち、Bグループでは仙台育英が24−9で桐蔭学園を下してそれぞれ優勝した。第80回全国高校大会では、伏見工が21−3で佐賀工を破り8年ぶり3回目の優勝を果たした。/地区対抗は武蔵工大、高専は宮城工専、クラブは曼荼羅が優勝 第51回地区対抗大会は武蔵工大が51−24で名城大に勝ち2年連続4回目の優勝、第31回高専大会は宮城工専が36−9で久留米工専に勝ち3年連続7回目の優勝を果たした。第8回クラブ選手権は曼荼羅クラブが42−10で六甲クラブに勝ち2年ぶり2回目の優勝を飾った。/国体は成年が群馬、少年は長崎が優勝 第55回富山国体は砺波市と魚津市で行われ、成年の部は群馬県(三洋電機)が71−19と東京都(全東京)に圧勝、少年の部は長崎県(全長崎)が33−31で京都府(全京都)との接戦を物にしてそれぞれ優勝した。
【セブンズ】 第3回ワールドカップセブンズが1月21~23日にアルゼンチン・マルデルプラタで行われた。セブンズ日本代表は予選3勝2敗、プレート1回戦敗退(7−21ウエールズ)。
【女子】 7月に女子日本代表がサモア・NZ遠征を行い、12−10でサモアを破る金星をあげた。/12月、第4回RWCアジア予選で62−0で香港に勝つ。
【国際】 豪州代表とNZ代表がチャリティマッチで来日 ユニセフチャリティマッチが行われ、10月28日に豪州・ワラビーズ64−13プレジデント、11月3日にニュージーランド・オールブラックス50−10パシフィック・バーバリアンズと試合をしてファンを喜ばせた。/4月に第32回U19RWC(フランス)、日本U19代表2勝2敗。/7月、関東代表豪州遠征(3勝1敗)、関東選抜豪州遠征(2勝1敗)、関西社会人選抜豪州遠征(1勝1敗)/8月、第4回学生RWC(1勝3敗)/第3回日英大学対抗、オ大2勝1敗 9月、オ大49−19慶大、27−7同大、19−20関東学大。/高校代表海外遠征 3月に第26回高校日本代表のスコットランド遠征(3勝2敗)を実施した。