平成16年(2004)度

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106シーズン目

【協会】 日本協会2011RWC招致立候補を申請 日本協会は9月10日、IRBに2011RWC日本招致の立候補を申請した。意思表示はすでに前年のワールドカップ開催時に、オーストラリア・シドニーで表明している。この日以降、日本協会はあらゆる機会を捉えて、各国協会に対し招致のプレゼンテーションを開始した。/日本協会会長町井徹郎逝去、会長代行に日比野弘 RWC招致を申請後1ヵ月も経ない10月4日に、町井徹郎会長が急逝するとは知る由もなかった。日本協会は私(副会長)を会長代行に選任して、このシーズンを乗りきった。
【代表】 日本代表監督に萩本光威就任、初テストは韓国と引き分け 2004年度の日本代表監督に萩本光威が就任、初采配はアジア3国対抗の韓国戦となったが、19−19で引き分けテストマッチの勝利を飾ることができなかった。中華台北との試合は日本A代表で対戦、62−9で勝利を収めた。
★1932004.5.16日本代表19−19韓国代表秩父宮
第6回日韓定期戦を兼ねる

 
第2回スーパーパワーズに優勝 中国に代わってカナダが参加した、第2回スーパーパワーズ選手権に、日本代表ロシアカナダに勝って初優勝した。
★1942004.5.27日本代表29−12ロシア代表国立競技場
1回戦
★1952004.5.30日本代表34−21カナダ代表秩父宮
決勝

イタリア代表来日(2勝) イタリアを迎えてのテストマッチに、日本代表は19−32で及ばなかった。第1戦は日本選抜で対戦5−22で敗れた。
★1962004.7.4日本代表19−32イタリア代表秩父宮

第19回アジア大会、日本選抜で優勝 10月に香港で行われた第19回アジア大会にスケジュール過密のため、日本選抜が派遣されたが、香港を40−12、韓国を29−0で破って見事に14回目の優勝を成し遂げてくれた。/日本代表欧州遠征で惨敗 日本代表スコットランドルーマニアウエールズとテストマッチを組んだが、屈辱的惨敗を喫した。スコットランド戦8−100、ウエールズ戦0−98の結果は、国内スケジュールの過密や、けが人の不参加など国内事情があったが、世界に言い訳できない結果で、ワールドカップ招致にも暗雲が立ち込めた。
★1972004.11.13日本代表8−100スコットランド代表マクダーミッド
★1982004.11.20日本代表10−25ルーマニア代表ステアウア
★1992004.11.26日本代表0−98ウエールズ代表ミレニアム

【選手権】 日本選手権はNEC 第42回日本選手権大会は、NECグリーンロケッツが決勝でトヨタ自動車ヴェルブリッツに17−13で競り勝って2年ぶり2回目のチャンピオンに輝いた。一昨年東日本の7位からトップに躍り出たNECは箕内拓郎主将のリーダーシップに加え、南ア代表SOヤコ・ファンデルヴェストハイゼンの加入でチーム力もさらに充実、トーナメントに強いNECの評判が定着した。この決勝戦はシーズンベストゲームに選ばれた熱戦となった。
【トップ】 トップリーグとマイクロソフト杯は東芝府中の手に 2年目のトップリーグは東芝府中ブレイブルーパスが10勝1敗、勝ち点50で初優勝し、ルアタンギ・バツベイがMVPに輝いた。第2回マイクロソフトカップでも、東芝府中ブレイブルーパスがヤマハ発動機ジュビロを20−6で下して二冠王となった。
【大学】 大学日本一は早大 第41回大学選手権は諸岡省吾主将率いる早大が、関東学大に31−19でリベンジして2年ぶり12回目の優勝を遂げた。/奥克彦大使の墓前に報告 2003年11月29日、イラクで銃弾に倒れ非業の死を遂げた奥克彦(早大OB、死後に大使に昇格)の墓前に清宮克幸監督、諸岡主将以下の部員が優勝報告をした。早大は9月の日英大学対校でオックスフォード戦を奥克彦大使追悼試合とし、25−9で初めてオ大に勝利を収め、奥の墓前に勝利の報告をした。/対抗戦は早大、リーグ戦は法大が優勝 第75回関東大学対抗戦は早大が7戦全勝で4年連続29回目の優勝、第38回関東大学リーグ戦では古豪法大が関東学大を破り7戦全勝で6年ぶり13回目(通算17回目)の優勝。/関西は同大、九州は福岡大が優勝 第76回関西大学リーグ戦は同大が7戦全勝、順位決定トーナメント決勝で34−14で立命大を下し3年連続45回目の優勝を果たした。第12回九州大学リーグ戦は4校2グループがリーグ戦を戦い、その後8校でトーナメント大会を行って優勝を決める方式を採用した。九州協会が大学のレベル向上を期して工夫を凝らしている。決勝で福岡大が52−5で福岡工大を下して九州の大学チャンピオンになった。
【地域】 第44回三地域対抗は関東代表が2年連続20回目の優勝。/第59回学生東西対抗は45−17で関東が49回目の勝利を収めた。/第55回朝日招待は早大が45−24で九州代表を下した。
【その他】 地区対抗は武蔵工大、高専は神戸市立工専、クラブはタマリバが優勝 第55回地区対抗大会は武蔵工大が20−19と愛知工大から際どい勝利を奪って2年ぶり6回目の優勝、第35回高専大会は神戸市立工専が53−15で函館工専を下し2年連続4回目の優勝、第12回クラブ選手権はタマリバクラブが82−26の大差で六甲クラブに勝ち2年連続3回目の優勝を飾った。/高校は選抜が天理高、花園では啓光学園が4連覇 第5回高校選抜大会は天理高深谷高を41−12で下して初優勝、花園の第84回高校大会は啓光学園が31−14で天理高を下し、4年連続6回優勝の偉業を成し遂げ記虎監督が高々と宙に舞った。/国体は成年、少年ともに埼玉が優勝 第59回埼玉国体は熊谷市で行われ、成年の部は埼玉県(セコム)が59−5で福岡県(全福岡)を下し優勝、少年の部も埼玉県(全埼玉)が16−14で長崎県(全長崎)を破り優勝した。/国体ラグビーに天皇皇后両陛下ご台覧 第59回国民体育大会の10月29日、天皇皇后両陛下が、埼玉熊谷ラグビー場で行われた、少年の部埼玉対静岡の試合をご観戦になった。私と真下昇専務理事が両陛下のご説明役を務めた。
【セブンズ】 第4回ワールドカップセブンズ(香港) 日本代表はプレート1回戦で敗退した。
【女子】 11月、女子日本代表が欧州遠征(3敗)。2テスト(7−15オランダ、0−55アイルランド)。他に、12−29アイルランド州選抜。
【国際】 4月、日本A代表NZ(3敗)・中華台北(1勝)遠征。/5月、トヨタ自動車南ア遠征(1勝2敗)/第7回日英大学対抗、オ大2勝1敗 9月、オ大52−17関東学大、43−22同大、9−25早大。/高校代表海外遠征 7月に第30回高校日本代表のNZ遠征(1勝2敗)を実施した。