都城市/みやこのじょうデジタルアーカイブ

食

 現在は都城と言えば、ふるさと納税における人気から「肉と焼酎」の産地というイメージがあります。歴史的にみると、都城盆地の広大な盆地と水の豊富さといった豊かな自然環境と独特の地理的特徴を活かした食文化が育まれていました。
 広大な盆地に霧島山系からの豊富な水資源と肥沃な火山灰土壌の恵みにより、古くから稲作が盛んな地域です。都城地域では古代から稲作が行われており、地域の文化や祭りにも稲作に関連した伝統が数多く残っているのが特徴です。特に収穫を祝う秋祭りなどは地域の重要な行事となっています。
 また温暖な気候と適度な降水量に恵まれ、茶栽培に適した環境で、江戸時代から茶の栽培は盛んでした。このように自然の恵みを活かした持続可能な食文化が、この地域の大きな特徴となっています。
 焼酎についても、江戸時代後期から藩の御用船稲福丸の商品書上の中に多く見られ、また大淀川の開削工事時に作業員に焼酎が振る舞われたことが記されており、この時期から活発に作られていたことがわかります。そして、日本料理の一流派である大草流に関する資料が見られ、料理における武家文化のあり方を示しています。