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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(八一)津田宗達
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津田宗達
は堺
大小路
の人、(數寄者名匠集)屋號を
天王寺屋
と稱した。宗伯の後裔で、【宗及の父】宗及の父である。世々富商の名あり、茶技を
武野紹鷗
に學び、(茶事談、茶人系傳全集)家に多數の名器を所藏した。(數寄者名匠集)【
大林
に參禪】又
大林
宗套に參禪して、大通の道號を授與せられた。(
泉州龍山二師遺藁
)永祿九年八月二日享年六十三歳を以て歿した。法號を大通宗達居士といふ。(大通宗達居士墓表)
大通庵
址(熊野町東六丁)に其墓碑がある。
第二十五圖版
春屋
香語
第二十五圖版 春屋香語