ビューア該当ページ
目次
/
第一編 人物誌
/
第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(九六)譽田屋宗宅
135 ~ 136 / 897ページ
譽田屋宗宅
は德齋と號し、堺の人で
茶湯
を珠光に學んだ。或は
紹鷗
の門人であるともいふ。【後繼德隣】
譽田屋德隣
は蓋し宗宅の後であらう。德隣は
茶湯
を以て、
德川家康
に仕へた。(茶人系傳全集)德隣の女德泉は
錢屋
卽ち
松江宗訥
の妻で、宗安の母である。
南宗寺
の塔頭
德泉菴
は、宗安が母の功德場として建立したものである。(
松江宗安
墓碑銘)