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目次
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第二編 先史の札幌
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第三章 縄文時代
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第一節 早期・前期
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一 遺跡の分布
遺跡の立地
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縄文時代早期の遺跡の分布の状況は、厚く堆積した火山灰を基盤とする
野幌丘陵
と称される東部の丘陵地帯、
月寒川
、望
月寒川
を中心とする
月寒台地
、南区
石山
地区に若干とおおよそ三地域に集中して分布する。縄文時代前期の遺跡の分布は、
月寒台地
、
発寒川扇状地
(中の川流域を中心として)に広がりを見せる。縄文早期の遺跡立地と比較して立地の条件が、変化するようである。