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市内の戸口

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 五年調べでは札幌の二〇町(後志通が含まれていない)を五区に分けている(町名図については市史第七巻二一五頁参照)。第一区は後志通以北の創成町、空知通、樺戸通、石狩通、札幌通、厚田通浜益通、上川通、夕張通、雨竜通(大通以北)で、当時は官地で戸数四六の記載はあるが人口の記載はない。第二区は胆振通、後志通以南の創成町、浦川通、様似通、幌泉通(大通以南西一丁目以東)で、一九〇戸、五五三人(男二九五人、女二五八人)である。現在の大通以南西二丁目以西は、第三、四、五区の三区に分けている。第三、四区は、どちらも渡島通、爾志通、檜山通、津軽通(南一~四条西二丁目以西)としか記載されていない。第三区は二四三戸、四七四人(男二六三人、女二一一人)。第四区は三五戸、九三人(男四九人、女四四人)。第五区は津軽通、福島通、上磯通(南四~六条西二丁目以西)で薄野を主とする地域である。戸数は五三戸、一三六人(男六八人、女六八人)。合計は官地の人口がどのように計算されているのか不明だが、戸数五六七戸、一二五六人(男六七五人、女五八一人)である。これ以外に寄留は一三五戸、四七一七人(男三九七一人、女七四六人)である(市史 第六巻)。