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戸長の任命

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 開拓使では小区毎に副戸長の配置をし村落の広域行政を意図していたが、やや変則的な方法とみられる上手稲白石上白石村の三カ村戸長が十一年七月八日に片倉景範に任命された(同前)。三村はともに片倉家旧臣の移住村である。村落統治の上で旧主君が戸長の方が収まりやすいと開拓使の方で判断したのであろうが、上手稲白石上白石村では小区を異にし距離も隔たっている。しかも村落部になかった戸長を採用しており、異例で変則的なあり方であった。