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その他の女性団体

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 以上の女性団体とは別に表19のようなそれぞれの目的、性格を持った女性団体も存在した。これらは全国ネットの支部や、職場を単位としたその夫人達、または火災予防婦人会のように、火災予防思想の普及を家庭婦人に担わせたものさえあった。
表-19 その他の女性団体の活動
札幌慈善婦人会明治20年代に災害時の救援のために設立.36年青森県下飢饉救済のため義援金を送る.
北海道婦人同志会明治36年4月,在京本道出身女子学生の援護団体として松前子爵夫人を会長に発会.機関誌『二十世紀の婦人』を37年1月創刊(編集発行今井歌子,川村春子ら).38年2月今井歌子・川村春子ら女性の政治活動の自由を要求し治警法第五条改正の請願署名活動を行い,衆議院へ提出.
日本弘道会札幌支部婦人会明治20年西村茂樹によって設立された儒教道徳興起する教化団体.札幌支部,大正3年4月婦人会開催.
札幌火災予防後援婦人会大正4年12月発会式.火災予防思想の普及のために,官民協力で女性に嘱託.定例会を開催.大正7年4月連合会組織さる.
処女会大正4年札幌処女会設立.大正8年山口処女会設立.大正7年4月全国処女会中央部設立,文部・内務両省,地方農村の乙女会・処女会などの連絡機関として組織.
警察官夫人懇話会大正3年2月,警察奉職者,家庭教育,家事,経済,使用人の教養及衛生,育児等を研究する目的で結成.例会.
婦人ビール会大正5年3月,各料理店,女将,見番,芸妓連の発起で札幌麦酒の札幌婦人ビール会組織.
逓信局夫人会大正7年1月,逓信局員夫人の相互の親睦をはかり,婦徳の修養を目的に第1回を局長宅に開催.
札幌たかね婦人会大正10年8月,主宰者沼田立峰氏の歓迎会を豊平館にて開催.カント哲学の研究会.
追分節婦人大会大正10年9月,追分節研究会婦人部札幌館にて大会開催.
苗穂公徳会婦人会大正11年5月,苗穂公徳会(鉄道工員のため)婦人会講演会を大谷派説教所にて開催.講師平岡喜智子.
北海タイムス』より作成。