箱館支店開設

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 嘉兵衛が箱館大町に支店を設け、弟金兵衛を支配人とし、根拠を置くようになったのは寛政10年で、呉服太物類、荒物などを売捌き、蝦夷地の産物を買入れ、手船5艘をもって兵庫大坂下関に売捌き、また諸国の物産を箱館に積下げて捌いた。