目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第3章 幕府直轄下の箱館
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第6節 高田屋嘉兵衛の勃興
択捉場所開発
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択捉場所
開発準備のため
兵庫
に帰った嘉兵衛は、明けて寛政12年弟金兵衛とともに
辰悦丸
に乗り、
図合船
2艘、鯨船4艘を率いて
様似
に来り、この地に越年中の
近藤重蔵
らを乗せて
択捉
島に向かい、ついに
択捉
島に17か所の漁場を開き、原住民に漁具および衣食を給し、風俗を改めさせて稼働させることに成功、
択捉
島が完全にわが領有に帰し、しかも
蝦夷地
第一の豊庫となったのは、まさに嘉兵衛の努力によるものであった。