奉行の増員

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 箱館奉行は前述のごとく当初は2人で、江戸箱館とに交互に在勤したが、安政3年7月28日、更に1名を増員し、村垣範正をこれに補し、淡路守に任じそして1人は江戸にあり、1人は箱館に在勤、1人は蝦夷地を巡回させることにした。安政5年10月11日、また1名を加えて4人とし、目付津田正路(近江守)が任命されたが、これは堀利熙と村垣範正が、ともに外国奉行を兼任したため、極めて繁忙であったからである。