目次
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第三編 郷土への渡海
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第一章 蝦夷地
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第二節 史書に記された郷土(その一)
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蝦夷商賈聞書
運上屋
193 ~ 193 / 1210ページ
尾札部
には享保の頃には
運上屋
が置かれた。その支配人として代々の飯田屋与五左衛門が任されていた。
昆布
期である夏から秋までは役人が派遣されていた。
寛政年間までは
尻岸内
から
椴法華
、そして
尾札部
、
臼尻
、鹿部辺は、まだ
アイヌ
の集落(
コタン
)があって、和人の入稼ぎが多くなった時期である。
アイヌ
の村に和人の家が建ち、雑居地といわれた。
漁の時期には、入稼ぎの者も来住して
昆布
や秋味などの漁業がおこなわれていた。