白神山地

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岩木火山および弘前盆地の背後には白神山地と、隣接する大鰐山地が東西方向に連なり、青森・秋田県境の分水嶺(6)となっている。出羽山地の延長にあたる白神山地および大鰐山地には白神(しらかみ)岳・向白神(むかいしらがみ)岳・尾太(おっぷ)岳・西股山など、一〇〇〇メートルを超す山岳があって、谷密度が高く起伏に富む壮年期的な様相を呈している(写真2)。なお、山地前縁には平賀丘陵が展開し弘前盆地へと緩く傾斜している。

写真2 険しい白神山地(手前)と雄大な岩木火山
(青森県史編さん室提供)