目次
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新編弘前市史 通史編1(自然・原始)
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第2章 津軽の原始時代
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第二節 旧石器時代
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二 青森県の旧石器時代
長者久保遺跡
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東北町の長者久保(ちょうじゃくぼ)遺跡は、昭和三十六年(一九六一)から上北考古会によって調査された。遺跡は
十和田カルデラ
の噴出物が
堆積
した軽石流
堆積物
の下層(紫黒色腐植土層)から発見されている。出土した
石器
は石槍・彫刻器・打製石斧など約五〇点であるが、なかでも刃の部分を研磨して製作された局部磨製石斧の技法は
縄文文化
へ受け継がれ、同時代の代表的な
利器
となるのである(12)。