西福寺

690 ~ 690 / 767ページ
西福寺(さいふくじ)は、「山崎専称寺並末寺由緒記」によれば、慶長二年(一五九七)の創建、開山を焉憶とする。「浄土宗諸寺院縁起」は、堀越城下に創建し、慶長年間(一五九六~一六一四)に弘前城下元寺町の貞昌寺門内に移ったとする。慶安二年(一六四九)に類焼し、新寺町貞昌寺山内へ移った。円空(えんくう)作の十一面観音像・地蔵像の二体(青森県重宝)がいつどのようにして寺に入ったかは不明である。