大石明神

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大石明神(現大石神社)は、丈余(約三メートル)の併立する巨石を神体とし、雨乞い・子授け・安産・相撲の神とされる。「津軽一統志」は、本地垂迹説により十一面観音を祀り、別当百沢寺神職を長見筑後、正徳五年(一七一五)の再興という。京都の吉田家より明神号が与えられた。明治二年(一八六九)に大石神社と改称。村社となり、鬼神社へ合祀されたが、同四年に復社した。