若葉・愛光幼稚園の合併と聖愛幼稚園

435 ~ 435 / 965ページ
北瓦ヶ町の私立若葉幼稚園は、私立弘前女学校幼稚園が独立の園舎を建築し、明治三十一年六月一日付で認可され開園した歴史のある幼稚園である。一方、私立愛光幼稚園は明治四十一年三月二日、桶屋町に若葉幼稚園の姉妹園として開園された。両幼稚園は昭和二十六年四月から、ともに弘前学院の管轄となっていたが、三十三年四月合併、中瓦ヶ町一番地に園舎を新築して「弘前学院聖愛幼稚園」として新発足した。
 弘前学院聖愛幼稚園は、キリスト教の精神によって幼児を教育し、幼児の小さな道徳性の芽生え、思考力、創造的表現力を伸ばすことを特色とした。理事長阿部義宗、園長赤城泰、学級数四、教職員数六人の規模であった。同園は平成七年(一九九五)休園、翌八年四月一日をもって九八年の歴史に終止符を打ち、廃園となった。