石炭を運ぶ
飯塚市鳥瞰図をもう一度見て、今度はさっきとちがう場所に注目してみましょう。
道路とはべつの赤い線がかかれています。見つけられますか?
道路とはべつの赤い線がかかれています。見つけられますか?
赤い線が絵の中のいろんなところに引かれていますね。
蒸気機関車が走ってる!
いいところに気がつきましたね。これは蒸気機関車です。
たくさんある赤い線は蒸気機関車の線路で、主に石炭を運ぶために飯塚市をふくめた筑豊地域にはりめぐらされていました。
たくさんある赤い線は蒸気機関車の線路で、主に石炭を運ぶために飯塚市をふくめた筑豊地域にはりめぐらされていました。
線路は鉱業所がある場所につながっていますね。
そうです。鉱業所で掘り出された石炭を蒸気機関車で運んでいたことがわかりますね。
石炭は「掘る」技術だけではなく「運ぶ」技術も大切だったのです。
石炭は「掘る」技術だけではなく「運ぶ」技術も大切だったのです。
掘り出された石炭はどこに運ばれたのかな。
掘り出された石炭は主に若松や門司の港まで鉄道で運ばれたあと、日本国内だけでなく、中国など海外にも輸出されていました。
海につながっていない筑豊のような場所にある炭鉱では、港まで石炭を大量に運べる鉄道が急速に発展しました。
だからこんなにたくさん線路があったんですね。
ちなみに、鉄道の輸送が始まる以前は、遠賀川で「川ひらた」と呼ばれる船が輸送手段として活躍していました。
今は蒸気機関車はないけど、この線路はどうなってしまったのかな。
今でも鉄道が走っているところもありますが、廃線となって道路になっているところもあります。
みなさんがいつも通っている道路もむかしは線路だったかもしれませんよ。
みなさんがいつも通っている道路もむかしは線路だったかもしれませんよ。
むかしの鉄道と炭鉱のようすを写真で見てみましょう。