93シーズン目
【協会】 専務理事に白井善三郎 金野滋専務理事が副会長に昇格、専務理事に白井善三郎が推挙された。/花園ラグビー場大改修 昭和4年(1929)に花園ラグビー場が完成してから、62年ぶりの大改修が行われ、収容人数3万のラグビー場に生まれ変わった。【代表】 アメリカ・カナダ遠征(2勝3敗) ワールドカップ開催年次とあって、日本代表は強化のために、アメリカ・カナダ遠征を行ったが、残念ながらテストマッチで3敗を喫した。
★108 | 1991.4.27 | ●日本代表 | 9−20 | ○アメリカ代表 | ミネアポリス |
★109 | 1991.5.4 | ●日本代表 | 15−27 | ○アメリカ代表 | シカゴ |
★110 | 1991.5.11 | ●日本代表 | 26−49 | ○カナダ代表 | サンダーバード |
香港代表来日(2敗)とRWC壮行試合 日本代表は香港代表を招いて第1戦はノンテストで32−6、第2戦のテストマッチに42−3で勝利し、日本在住外国人選手のプレジデントとの壮行試合で32−24と勝利して、英国のRWCへ出発した。
ワールドカップで初の1勝 宿沢広朗監督、平尾誠二主将率いる日本代表は、イングランドを主会場に英仏各地で開催された第2回ワールドカップで予選敗退ながら、ジンバブエに勝って初白星を挙げた。
★112 | 1991.10.5 | ●日本代表 | 9−47 | ○スコットランド代表 | マレーフィールド |
★113 | 1991.10.9 | ●日本代表 | 16−32 | ○アイルランド代表 | ランズダウンロード |
★114 | 1991.10.14 | ○日本代表 | 52−8 | ●ジンバブエ代表 | ベルファスト |
【選手権】 神戸製鋼4連覇 第29回日本選手権は、神戸製鋼が明大を34−12で倒して4連覇を飾った。平尾主将を中心に林敏之、大八木淳史、大西一平、藪木宏之のベテランに細川隆弘、堀越正己ら新鋭がかみ合い、神鋼は磐石の強みを見せ始めた。
【大学】 大学選手権は明大の2連覇 第28回大学選手権では、明大が大東大を19−3で突き放して連覇を遂げ9回目の優勝を飾った。小村淳主将が強力FWをまとめ、永友洋司、元木由記雄が引っ張るBKも破壊力がある明大は好チームだった。/対抗戦は明大、リーグ戦は大東大 第62回関東大学対抗戦は明大が9戦全勝で2年連続20回目の優勝、第25回関東大学リーグ戦は大東大が井沢航、藤井洋明、シオネ・ラトウのFW第3列の活躍を牽引力に8戦全勝で3年ぶり5回目の優勝を果たした。/関西は大体大が優勝 第63回関西大学リーグ戦は京産大と大体大が引き分けて6勝1分で並んだが、得失点差で大体大(2年ぶり4回目)の優勝となった。/九州は福岡大が優勝 九州協会は九州地区対抗大学大会を第1回九州大学選手権と改組し、福岡大が24−16で鹿屋体大の5年連続の挑戦を退けた。
【社会人】 三洋また決勝で涙、神鋼4連覇 第44回社会人大会決勝で、神戸製鋼が宿敵三洋電機を24−15で下し4年連続4回目の優勝を成し遂げた。三洋はまたしても決勝で涙をのんだ。/東日本は三洋が連覇、関西は神鋼3連覇、西日本はマツダ 第4回東日本社会人リーグは、三洋電機が7勝0敗で2年連続3回目[通算13回目]の優勝。/第34回関西社会人Aリーグは、神戸製鋼が7勝0敗で3年連続6回目の優勝。/第20回西日本社会人Aリーグは、マツダが6勝0敗で4年ぶり4回目の優勝。
【地域】 第31回三地域対抗は関東代表が3年連続14回目の優勝を遂げた。/第46回学生東西対抗は関東が58−9で関西に圧勝。/第42回朝日招待は明大が34−19で九州代表を下した。
【その他】 地区対抗は摂南大の初優勝、教育系は文教大 第42回地区対抗大会は摂南大が21−10で白鴎大を破って初優勝を果たした。第27回教育系大学大会では文教大が36−6で岩手大を下し2年連続4回目の優勝を果たした。/高専は都城工専、高校は啓光学園の初優勝 第22回高専大会は都城工専が16−14で神戸市立工専に競り勝ち、6年ぶり3回目の優勝、第71回高校大会では啓光学園が28−8で国学院久我山高を下して初優勝を達成した。/国体は成年が愛知と京都、少年は大阪が優勝 第46回石川国体は小松市と根上町で行われ、成年1部では愛知県(トヨタ自動車)が30−6で兵庫県(神戸製鋼)を破り、2部では京都府(全京都)が36−6で愛知県(全愛知)に勝って優勝した。少年の部は大阪府(全大阪)が31−18で神奈川県(全神奈川)を下して優勝を遂げた。
【女子】 第1回女子RWC(ウエールズ) 4月6~14日にウエールズで行われた第1回女子RWCに女子日本代表は予選ラウンドでフランスに0−62、スウェーデンに0−20で敗れ、プレート1回戦でスペインに0−32で敗れた(第11章『女子日本代表史』参照)。
【国際】 4月7日に豪州クインズランド州代表が来日して41−6で埼玉選抜を下した(埼玉県政120年記念試合)。/5月、ハワイ・ハーレクインズ来日(2敗)。/7月に大体大が第3回NZ遠征(5勝)。/2月、NZリンカーン大来日(5勝2敗)。/2月、早大創部75周年英国遠征(4勝1敗)。/3月、関東代表欧州(スペイン・イタリア・フランス)遠征(2勝2敗)。/高校代表海外遠征 3月に第17回高校日本代表のカナダ遠征(5勝0敗)を実施した。