平成13年(2001)度

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103シーズン目

【協会】 日本協会会長に町井徹郎就任 日本協会は第11代会長に町井徹郎、副会長日比野弘、専務理事に坪井孝頼が就任して新体制に移行した。新理事会は新ビジョン(別項P59参照)を発表してスタートを切った。/トップリーグの発足を決定 日本協会はビジョンを達成するため、社会人ラグビーを改組して全国縦断のトップリーグを2003年度から発足させることを決定した。これに伴い朝日新聞社の後援で行ってきた全国社会人大会を55回大会で発展的に終了することになった。トップリーグ参加の12チームは2002度シーズンの成績で決定することとした。
【代表】 アジア3国対抗(兼RWC1次予選)に優勝 第5回RWC1次予選を兼ねて、IRB主催アジア3国対抗を実施、日本韓国、中華台北に勝って優勝した。
★1692001.5.13日本代表27−19韓国代表秩父宮
第3回日韓定期戦を兼ねる
★1702001.5.27日本代表65−15●中華台北代表台南

ウエールズ代表来日(3勝2敗)、サントリー金星 日本協会が招聘したウエールズ代表に対し、第1戦でサントリーが45−41で勝った。日本のチームがウエールズ代表に勝ったのは、後にも先にもこの試合だけである。ウエールズは汎太平洋から召集したバーバリアンズにも16−36で敗れ、このシリーズ2敗を喫した。日本代表はテストマッチに的を絞ってきたウエールズを破ることができなかった。その他の試合はウエールズ33−22日本選抜。
★1712001.6.10日本代表10−64ウエールズ代表花園
★1722001.6.17日本代表30−53ウエールズ代表秩父宮

第6回パシフィック・リム選手権、日本3位 パシフィック・リムは日本カナダサモアフィジーの4ヵ国がトーナメント大会を行う方式に変更、決勝ではフィジーサモアに勝って優勝、日本代表サモアに敗れ、カナダに勝って3位となった。
★1732001.7.4日本代表8−47サモア代表東京スタジアム
1回戦
★1742001.7.8日本代表39−7カナダ代表秩父宮
3位決定戦

【選手権】 サントリー日本一 第39回日本選手権大会では、サントリー神戸製鋼を28−17で下して、2年連続3回目の優勝を遂げた。
【大学】 関東学大が連覇 第38回大学選手権では関東学大が、早大のチャレンジを21−16で振りきり、2年連続4回目の王座についた。春口廣監督は息子のSH春口翼とタッグで連覇を果たしこれ以上ない笑顔で宙に舞った。山口主将を支えたSO今村友基、厳しい局面で今村の負傷退場を補ったリザーブ竹山将史、身体を張ってモールの核となった山本貢、北川澄憲、チームワークの勝利であった。/対抗戦は早大、リーグ戦は関東学大 第72回関東大学対抗戦は早大が清宮克幸新監督の好指導で復活し、7戦全勝で11年ぶり26回目の優勝を果たした。第35回関東大学リーグ戦は関東学大が7戦全勝で3年連続6回目の優勝。/関西は立命大、九州は福岡大が優勝 第73回関西大学リーグ戦は立命大と同大が6勝1敗で並んだが、当該校同士の試合に勝った立命大が実に55年ぶりに2回目の優勝を遂げた。第9回九州大学リーグ戦は福岡大が7戦全勝で優勝した。
【社会人】 サントリーが優勝 サントリーは第54回社会人大会で、神戸製鋼を50−31で破って6年ぶり2回目の優勝(単独優勝は初)に輝いた。土田監督、大久保直弥主将を中心にサントリーは円熟期を迎えた。坂田、長谷川、伊藤らのベテランに斉藤、栗原、小野澤らのフレッシュな戦力が絡み合う。ウルイナヤウ、イエレミアら外人プレヤーの強さ、うまさもよく引き出して、見て楽しいラグビーだ。/東日本サントリー連覇、関西は神鋼、西日本サニックス3連覇 第14回東日本社会人リーグは、サントリーが7勝0敗で2年連続5回目の優勝。/第44回関西社会人Aリーグは、神戸製鋼ヤマハ発動機が6勝1敗で同率になったが、直接対決に勝利した神戸製鋼が3年ぶり12回目の優勝。/第30回西日本社会人Aリーグは、サニックスが7勝0敗で3年連続3回目の優勝。
【地域】 第41回三地域対抗は関東代表が3年ぶり18回目の優勝。/第56回学生東西対抗は関東が85−31で勝利。/第52回朝日招待は関東学大が52−12で九州代表を下した。
【その他】 地区対抗は愛知学大、高専は神戸市立工専、クラブはタマリバ 第52回地区対抗大会は愛知学大が19−13で武蔵工大に勝ち初優勝を飾った。第32回高専大会は神戸市立工専が13−5で宮城工専に勝ち21年ぶり2回目の優勝を成し遂げた。第9回クラブ選手権はタマリバクラブが40−10で北海道バーバリアンズを破り初優勝を果たした。/高校選抜大会、花園はともに啓光学園が優勝 第2回高校選抜大会は啓光学園が32−26で東福岡高に勝って優勝、第81回高校大会は啓光学園が50−17でこれまた東福岡高に勝って3年ぶり3回目の優勝を果たした。/国体は成年が愛知、少年は大阪が優勝 第56回宮城国体は石巻市と名取市で行われ、成年は愛知県(全愛知)が50−14で東京都(全東京)を下して優勝、少年の部は大阪府(全大阪)が17−12で宮城県(全宮城)に勝って優勝した。
【女子】 8月、女子日本代表NZ遠征(2敗)。テストなし、強化目的。/3月、女子日本代表カナダ遠征(1勝1敗)、テストなし。
【国際】 4月、NZ大学選抜(NZU)9回目の来日(3勝1敗)。/4月、NZカンタベリー大来日(1勝3敗)。/9月、NZオークランド選抜来日(1勝2敗)。/第4回日英大学対抗、ケ大2勝1敗 9月、ケ大32−20慶大、24−19法大、18−30関東学大。/11月、豪州高校代表来日(1勝)。/12月、第6回U19アジア大会。日本U19代表は決勝で韓国に5−13で敗れた。/2月、全早大イングランドアイルランド遠征(3勝3敗)。/3月、第34回ジュニア選手権(イタリア)に出場、日本U19代表は13位。/高校代表海外遠征 3月に第27回高校日本代表トンガ遠征(現地の異常気象・高温多湿のため1勝で帰国)を実施した。