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(九七)辻 玄哉

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 辻玄哉は堺の茶人で、【紹鷗の高足】武野紹鷗の高弟である。(茶事談、茶人系傳全集)御物名物記に、玄哉曾て信樂と名づくる水指を所藏したと見えてゐる。(數寄者名匠集)【利休に臺子の法を傅ふ】豐臣秀吉始めて千利休に臺子の茶湯すべきよしを命じた際に、利休は玄哉に就いて古流を傅習したといはれて居る。(茶話指月集上)