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白鳥神社(しろとりじんじゃ)
祭神 日本武尊、武靖大明神等。
真田家が上田から松代へ移封の年=元和八年(一六二二)、真田信之が祈願所の開善寺を松代に移し、次いで寛永元年(一六二四)、海野郷から白鳥神社を遷し、社殿を造り、社領一〇〇石を寄進した。徳川家康を祀った久能山東照宮(静岡県)を範とした建物で、鎮座の地は舞鶴山。伝承では真田信之の駕籠の上に白い鳥が舞い降り、信之と共に松代に移りたいと訴えたという。海野郷(東御市海野)の白鳥神社は、日本武尊の他、真田宗家とされる滋野氏の祖、清和天皇の皇子貞元親王・貞保親王を祀り、松代では、文化十年(一八一三)に、七代藩主幸専が藩祖信之を、武靖大明神と神格化して合祀。昭和二十六年(一九五一)年十月、八代藩主幸貫没後百年の折に、歴代藩主九柱も合祀した。現在、朱の両部鳥居、惣門、絵馬殿、神厩(しんきゅう)、拝殿、本殿などがある。神厩に安置されている神馬(じんめ/市指定文化財)は、全身の細部が彫りこまれた立川流二代和四郎富昌の傑作。例祭日は十月三日。