志海苔八幡神社は天正年間(1573 1591)、銭亀沢八幡神社は正保元(1644)年、根崎川濯(かわそそぎ)神社は寛文4(1664)年、古川尻川濯神社は明和元(1764)年、石崎八幡神社は明和8年それぞれ創建されたと伝えられる。なお、石崎八幡社は永享の鰐口があるので、永享年間を草創時としているが、鰐口は文化年間の出土品で関係がないように思われる。
石崎の勝願寺(浄土宗称名寺末)は明暦2年に、僧求道が建て求道庵といい(大正9年寺号)、銭亀沢の大願寺(称名寺末)は創立年代は不明だが、もと上湯川にあって念称庵といい、明和2年に現地に移った(大正7年寺号)。