目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第5章 箱館開港
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第12節 鉱業及び工業
食品加工
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昆布
の製造は
大坂
で発達し、すでに文化年中から着手されていたが、
箱館
での
刻昆布
の製造は嘉永年間に始まったといわれる。ところが開港後はその産額が著しく増加し、万延元年には
清国
へ輸出したもの21万8,200余斤に達した。また
馬鈴薯
をもって切干、澱粉および焼酎を製造したことは前述の通りであるが、更に塩は
蝦夷地
に需要が多かったので、製造を試みたが成功はしなかった。