まとめ

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神 社
  「石島居数が1基以上」、「手水鉢の水溜まり形状が○または□」の2項目については全国平均に近いものと考えられる。
  「石段数 40段以上」については全国との比較が待たれる。
  「標柱数が1基以上」、「石灯籠の形式がバチ形」については広島県の特徴を裏付けている。
 石造狛犬の形式が出雲形と尾道形が同数で全体の約90%を占めていることは東広島市の特徴を裏付けている。
  「石造狛犬の性別あり」は全国的に多い方ではないかと思われるが全国との比較が待たれる。
 狛犬の左右の阿吽の性別は本来は雄・雄であるが江戸時代の滑稽の思想が狛犬に反映したものであろう、雄・雌のものがみられる。
 
寺 院
 手水鉢の形式 水溜まり形状が○または□、石灯籠の形式がバチ形は神社のデータとほぼ同じであり、神仏の信仰に共通点が見られる。これが東広島市の特徴か否か興味深いものがある。
 統計のデータは次ページの「東広島市の寺社石造物の統計 一覧表」に示す。
 (注)以上の結果は「広島県の石造物の特徴」および「東広島市の石造物の特徴」に反映されている。