東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ
①「とんど」って何だろう?
とんどの様子を見てみましょう。
【資料】とんどの燃える様子の動画(市の畑)
(出典:
教育ヴィジョン研究センターYouTube
)
これは市の畑地区のとんどが燃える動画だよ。
とんどの燃える様子や音に注目して、見てみよう!
西条町でみられるとんどを、自分なりにグループ分けしてみましょう。
【資料】とんどの位置
(クリックすると大きくなります)
たくさんあるね!
下にいろいろな形をした15のとんどの写真を集めてみたよ。
これらのとんどを分けて、にたもの同士(どうし)をグループ分けしてみよう!
とんどの画像をクリックすると拡大してみることができるよ。
クリック!
ワークシート(PDF)をダウンロードしよう!
①上戸(うわど)
②大谷(おおたに)
③大沢(おおさわ)
④下見2組(したみにくみ)
⑤下見8組(したみはちくみ)
⑥三永(みなが)ハイツ
⑦末釜(すえかま)
⑧馬木上郷(うまきかみごう)
⑨樋之詰(ひのつめ)
⑩馬木本郷(うまきほんごう)
⑪個人(こじん)
⑫下見7組(したみななくみ)
⑬東子(あずまこ)
⑭上城(うえじょう)
⑮市の畑(いちのはた)
とんどに「かさ」のようなものがついているね。これは「タナ(棚)」とよばれているよ。
のん太は、「タナあり」タイプと「タナなし」タイプにグループ分けしたよ!「タナあり」タイプは、さらに「いちだんダナ」タイプと「にだんダナ」タイプに分けられるな。
このように、とんどの形は地区によってちがうよ。 ほかの分け方として、とんどの「下」のかたちに注目してもいいね。「四角」タイプと「丸」タイプにグループ分けできるね。
みんなはどう分けたかな?
とんどの表面は何でおおわれているのでしょうか?
とんどに近づいてみよう!
それぞれ表面にみえる葉っぱがちがうな。どんな植物を使っているのだろう?
大谷(おおたに)
末釜(すえかま)
上戸(うわど)
大沢(おおさわ)
とんどの下部をおおう部分のことを「ハカマ」というんだ。 ハカマには、ウラジロ、杉(すぎ)、竹、藁(わら)、檜(ひのき)などが使われているよ。どこのとんどが、何でできているか分かるかな?
形だけではなく材料も地区によってちがうんだね。
とんどの表面をよく見てみましょう。
とんどのハカマを見ていると、植物のほかにも何かついているね?何だろう?
①樋之詰(ひのつめ)
②上戸(うわど)
③下見2組(したみにくみ)
④馬木本郷(うまきほんごう)
①は、「門松やしめかざりなどの正月かざり」が付いているよ。正月かざりによって出むかえた歳神(としがみ)様を、炎(ほのお)と共に見送る意味があるらしいよ。
②は、みんなも書く「書初め」だね。やいた時に炎が高く上がると字が上達すると言い伝えがあるよ。
③は、「破魔矢(はまや)やお札など神事に関わるもの」だね。ゴミ箱にすてるのがためらわれるものも焚(た)き上げることがあるよ。
④は、「鳥居」だね。とんどの正面につけられることもあるよ。正面は恵方(えほう)を向いているんだ。
燃えたあとのとんどで何をしているのでしょうか?
【資料】燃え跡(あと)に集まる人々
(場所:下見3組)
とんどの燃え跡にみんな集まって、竹の棒を持っているよ。何をしているのかな?
【資料】竹にはさんで焼いたお餅(もち)
(場所:下見3組)
とんどを燃やすと、のこり火ができるよ。のこり火は「燠(おき)」と呼ばれているんだ。
とんどにはヒノキなどのよく燃える木材でできているから、燃えた後にいい炭がのこるんだ。その炭を使ってお餅を焼(や)くよ。昔は竹の先にお餅をはさんで焼くことが多かったけど、今では金網(かなあみ)を使うこともあるよ。このお餅を食べて、1年が健康でいられることを願うらしいよ!
のこった灰は厄除(やくよ)けのために、家の周りにまく習わしもあるよ。
「とんど」は、木や葉っぱなどを組み立てたものを燃やす年中行事なんだね。色々な形と材料があって、燃やした後の炭や灰にも意味がある、奥(おく)が深いものなんだな。
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③
④
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