東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ
④「とんど」はどんな問題を
かかえているのだろう?
実さいに作っている人の話を聞いて、まとめてみましょう。
学校の校長先生がかわった時に、仕事の量の見直しが行われて、いそがしい時期の地いきの行事は取り止めになりました。
のんたの画像 小学校の先生
さいきん住宅地がふえているから、大きなとんどは作りづらいね。広くて安全な場所をさがすのに苦労しているよ。
のんたの画像 自治協議会の役員
みんなをまとめてくれていた人が体調をくずしてしまってね…。それ以来、段どりが進まなくなっちゃったんだ。やりたい気持ちはあるんだけど…。
のんたの画像 農家①
年寄りだけでとんどをつくるのは大変なんだ。子どもが少なくなって、とんどをする楽しみも無くなってきたね…。数年後に無くなっていても、おかしくないね。
のんたの画像 農家②
昔、とんどをつくるための竹が足りなかったことがあったんだ。その時はとなりの集落の人から分けてもらったよ。とんどに使える竹が、いつもあるわけではないんだ。
のんたの画像 農家③
昨年は、用水路を守るためのビニールがとんどの火の粉でとけてしまってね…。だから今年はビニールから遠い別の田んぼでやることにしたんだ。
のんたの画像 農家④
とんどは灰も飛ぶし、火の粉も散るし、音も大きから、とんどのことをよく思ってない人もいるんだ。とんどのことをもっと理解(りかい)してもらえるといいな。
のんたの画像 自治協議会の役員
ある自治協議会は、小学校でとんどを復活させるとき、地いきの人たちの理解をえるためにすべての家をたずねてまわったらしいよ。とんどを続けていくためには、まず住んでいる人の理解が必要なんだね。
のんたの画像
まとめると、とんどにてきした場所がないこと、材料が不足していること、お年寄りがふえたこと、作り方をよく知っている人がいなくなったこと、火の危険(きけん)、とんどに色々な思いを持つ人がいること、などがあるようだね。とんどを続けていくのも大変だな。
のんたの画像
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