東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ
②どこで「とんど」が行われているのだろう?
とんどはどこに多いのでしょうか?
下の分布図(ぶんぷず)をみてみよう!とんどの置かれる場所はどんなところが多いのだろう?どんなところが少ないのだろう?
のんたの画像 画像 【資料】西条町内におけるとんどの分布図(2019年)
注1)農業が盛んな地域は国土数値情報の農業地域を使用した。
注2)建物が多い地域は国土数値情報の用途地域を使用した。
とんどの分布図をみると、「田畑」や「空き地・運動場」につくられているとんどが多いね。「学校」や「寺社」でも行われているんだ。 黄色の「農業の盛(さか)んな地域」では、「田畑」につくられることが多いね。一方で、青色の「建物が多い地域」では、「学校」につくられることがわかるね。
のんたの画像
どうして田んぼや空き地に建てられることが多いのでしょうか?
写真から共通点をさがしてみよう!
少しはなれたところからの写真をみて、どんな共通点が読み取れるかな?
ヒント:とんどの燃える様子はどうだったかな?
のんたの画像
下見2組 下見2組 下見8区 下見8組
東子 東子 三永(みなが)ハイツ 三永ハイツ
どのとんども、周りに建物などがないひらけたところに建てられているよ。とんどを燃やすと、火の粉(こ)を飛ばしたり、大きな音が出すんだ。建物が近くにあるとあぶないし、音やけむりでこまってしまうね。
のんたの画像 画像 【資料】西条小学校のとんど
「学校」の校庭もひらけているから、とんどができるんだね。
のんたの画像
昔は西条駅前でもとんどが行われていました。
なぜ昔は行われ、今は行われないのでしょうか?
福寿院円通寺(ふくじゅいんえんつうじ)の住職(じゅうしょく)さんによると、昔は西条駅のちかくや駅前の道でとんどを行っていたらしいよ。建物がたくさんありそうだけど、とんどをやって大丈夫だったのかな?
のんたの画像 画像 【資料】1947年の西条駅周辺
国土地理院・米軍空中写真(USA-R517-5-46)を加筆修正)
画像 【資料】2018年の西条駅周辺
(Google Earthの衛星写真を加筆修正)
1947年は西条駅の南がわに東西に走る道があって、その周りでは建物があつまっているよ。でもそれ以外の場所では、田んぼだったんだ。2018年になると、西条駅の南がわではほとんど田んぼを見ることができないね。
のんたの画像
とんどは大きな炎、けむり、音が出るから、田んぼなどひらけた場所で行われるよ。昔は田んぼがもっと広がっていたけど、宅地化(たくちか)が進んだことで、とんどのできる場所もかぎられてきてしまったんだね。
のんたの画像
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