目次
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新編弘前市史 通史編1(古代・中世)
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第4章 中世前期
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第二節 鎌倉幕府の東夷成敗権と得宗領津軽
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八 鎌倉幕府滅亡
工藤氏の活躍
318 ~ 318 / 553ページ
そうしたなかで、工藤貞行の後醍醐方としての活躍は目覚ましい。その勲功の賞として貞行は、
山辺郡
・
田舎郡
・
鼻和郡
・外浜などに所領を得た(史料六四七・六五七・写真137・六八八ほか)。これらは女加伊寿(南部信政妻)を通じてのちに
南部氏
に伝領された。なお
鼻和郡
・外浜の所領は、
安藤の乱
に際して
津軽
で安藤季長を捕らえたという工藤貞祐(祐貞)からの没収地であった。
写真137
陸奥国
宣案