目次
/
新編弘前市史 通史編3(近世2)
/
第8章 藩政期の文化
/
第三節 宗教と信仰
/
一 宗教政策の展開と特徴
/
(二)本末制と僧録制
天台宗
660 ~ 660 / 767ページ
天台宗
は、
報恩寺
が領内触頭で寺内に
僧録所
を設けて一宗の寺務を取り扱い、図193のように触下には四ヵ寺があった。
図193.
天台宗本末関係図
薬王院
の塔頭千寿院は、文化七年(一八一〇)に
知行米
横領と、
寺院
修復の金銭問題から、脱衣のうえ、弘前より三里四方追放の処分を受けた。
僧侶
を処罰する際は、法衣を脱がせ、俗人の身分にして行われた。