目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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二 寺院
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(六)曹洞宗の寺院
隣松寺
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隣松寺
(りんしょうじ)は、津軽における
曹洞宗
大源派の本寺で、「
長勝寺並寺院開山世代調
」によると、永正十七年(一五二〇)、賀田村(現中津軽郡岩木町)に創建された。「
曹洞諸寺院縁起志
」は、享禄年間(一五二八~三一)の創建とする。弘治年間(一五五五~五七)に花厳春公が再興し、その後木庭袋伊勢が仏供料を寄進し、慶長年間(一五九六~一六一四)に
長勝寺構
の中に移った。信政は元禄五年(一六九二)、母
久祥院
が死去すると、ここに
廟所
を築き、寺領一〇〇石を寄進した。
図216.
隣松寺