隣松寺

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隣松寺(りんしょうじ)は、津軽における曹洞宗大源派の本寺で、「長勝寺並寺院開山世代調」によると、永正十七年(一五二〇)、賀田村(現中津軽郡岩木町)に創建された。「曹洞諸寺院縁起志」は、享禄年間(一五二八~三一)の創建とする。弘治年間(一五五五~五七)に花厳春公が再興し、その後木庭袋伊勢が仏供料を寄進し、慶長年間(一五九六~一六一四)に長勝寺構の中に移った。信政は元禄五年(一六九二)、母久祥院が死去すると、ここに廟所を築き、寺領一〇〇石を寄進した。

図216.隣松寺