かつて、あきしまはクジラが泳ぐ海だった―――
200万年前のあきしまではアキシマクジラが泳いでおり、170万年前の拝島水道橋下の河原ではメタセコイアの森林が広がり、アケボノゾウが歩いていました。多摩川の河川敷で発見された化石の数々が、人類が住む前のあきしまを今に伝えています。

 

海と川が広がっていた、あきしまの“自然の記憶”をたどります。

  • アキシマクジラの化石

    200万年前

    かつて昭島はクジラが泳ぐ海だった アキシマクジラの化石

    昭和36年、昭島市内の多摩川河原で全長10数メートルのクジラの化石が発見されました。それ以来、市のシンボルとなったアキシマクジラは、平成30年1月に新種として発表され、翌平成31年、「アキシマクジラ化石標本」として市の文化財に指定されました。化石発見から今日まで、アキシマクジラの奇跡の歴史を紹介します。

    自然

    映像

    長編ドキュメンタリー
    「AKISHIMA 1961- クジラをみた街」

    「最近、私はアキシマクジラにはもっと大きな力があるのではないかと考えている」ひとりの中学生が思い描いたアキシマクジラの可能性は、昭島で暮らしてきた人びとの営み、水との関わり、故郷づくりへの思いとつながっていくー。クジラの化石を軸に、昭島の“街の記憶”を追った長編ドキュメンタリー(54分)。

    自然

    3D

    自由自在に拡大・回転!
    アキシマクジラ化石3Dモデル

    アキシマクジラ化石3Dモデル

    群馬県立自然史博物館で収蔵されているアキシマクジラ化石の一部を3Dモデル化しました。新種認定の決め手となった頭の骨(脳函部)をはじめ、下顎骨、胸びれの骨などを3Dビューワで自由に拡大・回転させながらご覧いただけます。

    ※よりきれいな画質で閲覧できる「高解像度版」もご用意しています。

  • 樹齢800年

    映像

    室町時代から咲き続ける都内有数のフジ
    拝島のフジ

    昭島市拝島町の大日堂の境内に、都内でも有数のフジの巨木があります。樹齢800年ともいわれ、昭和31年に東京都の天然記念物に指定されました。見ごろは毎年4月末~5月初旬。大日堂の境内には、ほかにもおねいの井戸、仁王門、薬師堂、わき水などがあります。

  • アキシマエンシス所蔵の化石資料<

    自然

    多摩川流域は化石の宝庫 アキシマエンシス所蔵の化石資料

    昭島市を含む多摩川流域には、“上総層群”と呼ばれる約200万年前の地層が広く分布し、哺乳類や魚、植物など多種多様な化石が豊富にみつかっています。アキシマエンシス(昭島市郷土資料室)に収蔵されている化石資料の中から海生哺乳類や魚などの海生生物の化石を2D・3Dモデル化しました。
    ※ 3Dモデルの作成には東京都市大学古生物学研究室にご協力をいただきました。

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