戦後の復興を経て、昭和29年5月、昭和町と拝島村が合併して昭島市が誕生しました。経済成長とともに都市化が進むなか、昭島市はベッドタウンとしてますます発展を遂げていきます。昭和36年8月、砂利採取により露呈された古い地層を大水が削り取り、アキシマクジラの化石が多摩川の河川敷に姿をあらわします。アキシマクジラは住宅都市として新たな歩みをはじめた昭島市のシンボルとして、今日まで市民に愛されています。
200万年前から現代まで編まれてきたあきしまの記憶の物語は、地下水100パーセントの豊かな水を昭島市民にもたらし、未来へとつづいていきます。
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平成17年(2005)~
地域にうるおいを与える水と緑の憩いの場 水辺の散歩道
平成17年(2005)に完成した大神町の遊歩道です。段丘の崖線下を流れる用水に沿って整備されたもので、毎年6月頃にはホタルを見ることができます。本来、用水は稲作・農業のためにつくられましたが、水田が減少した近年は、地域の人々が自然に親しんだり、生態系を保護する「環境用水」としての役割を担いはじめています。
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昭和48年(1973)~
40年以上続く市民によるふるさと祭 昭島市民くじら祭
毎年8月に2日間にわたって開催される昭島市のお祭りです。市内の多摩川河川敷でクジラの化石が発掘されたことにちなんで、昭和48年(1973)から始まりました。昭和公園をメイン会場に、夢花火、模擬店、ステージ、くじらパレードなど多くの催しがおこなわれます。
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自然
3D
アキシマクジラ化石3Dモデル
アキシマクジラ化石の一部を3Dモデル化しました。新種認定の決め手となった頭部の骨をはじめ、下顎骨、胸びれの骨などを自由に拡大・回転させながらご覧いただけます。
3Dをみる
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平成20年(2008)~
映像
市内で継承される伝統文化が一堂に会する
あきしま郷土芸能まつり昭島市内のおもな祭礼や郷土芸能が披露される、あきしまの郷土芸能の祭典です。平成20年に昭和飛行機工業株式会社が開催した「あきしま昭和の森郷土芸能まつり」に由来します。毎年5月に開催されており、昭島駅前のロータリーやいちょう並木を屋台や山車が巡行し、神輿が練り歩きます。
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昭和24年(1949)~
市の歴史とともに歩みつづける公園 昭和公園
昭和24年(1949)、旧・昭和町が陸軍航空工廠技能者養成所の運動場跡地を借り受け整備した総合運動場がもとになった公園です。同じ年に開催された戦後初の国民体育大会の相撲種目はここで実施されました。現在は陸上競技場、テニスコートなどのスポーツ施設のほか、自由広場や小動物園があります。毎年恒例の「昭島市民くじら祭」の会場にもなっています。