渡島商船

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大船では、渡島商船の渡島丸の艀を十鎌田菊次郎(明治三四生)が営業していた。のち、〓高谷と共同経営している。
 昭和一一年六月一日の函館新聞に、毎月九便の定期航路を広告している。
 
  渡島商船出帆広告
   「北海道庁命令航路」
  渡島丸 毎月 三日 六日 九日 一二日 一五日 一八日 二一日 二四日 二七日
    尻岸内  女那川  古武井  恵山  椴法華
    古部  白井川  木直  見日  尾札部     行
    川汲  板木  臼尻  熊  鹿部
 
 昭和七年、臼尻村勢一班に、海運について次のように記している。
 
  目下船入澗築設計画中
  函館市 渡島汽船株式会社
      函青汽船株式会社
 
 各村寄港の定期回船の函館・臼尻間の所要時間は一四時間。直航は六時間余である。

渡島商船の旗(鎌田幸三所蔵)