目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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三 神社
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(一)神社
袋宮権現宮
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袋宮権現宮
(ふくろのみやごんげんぐう)(現
熊野神社
、市内茜(あかね)町)は、「
天台宗縁起
」(資料近世2No.四〇七)によると、熊野三所飛龍大権現を祀り、如来瀬村(現中津軽郡岩木町)の巫(かんなぎ)朝日が袋に入れて持ち歩
いたこ
とから、袋宮と呼ばれた。為信が守護神とし、信枚が霊夢をみて再興し、
別当
袋宮寺
を配して寺領三〇石、信義は二〇石を寄進し、合わせて五〇石となった。
神仏分離
により
袋宮寺
は
報恩寺
境内の
十一面観音堂
無量院
へ移り、社司森下氏がそのまま神事を行った。