産業調査会の結成

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大正二年(一九一三)の凶作に対応して、青森県は、小浜松次郎知事の主導により、県内の識者を集めて産業調査会を組織し、産業政策の立案を目指した。調査委員のなかには弘前市長長尾義連弘前商工会議所佐藤才八も含まれていた。この調査会には普通農事、養蚕、林業、水産、畜産、商工の部会があった。各部会の委員は担当の産業に関し、意見書を提出した。それらは以後の県政に生かされていった。これらの意見書は冊子にまとめられている。

写真166 弘前商業会議所