表42 産業大分類別事業所数の推移(民営) | |||||||||
区分 | 実数 | 構成比 % | 増減率 % | ||||||
昭50年 | 53年 | 56年 | 昭50年 | 53年 | 56年 | 50/47 | 53/50 | 56/53 | |
民営総数 | 8,690 | 9,643 | 10,388 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 10.8 | 11.0 | 7.7 |
建設業 | 560 | 651 | 738 | 6.4 | 6.8 | 7.1 | 12.2 | 16.3 | 13.4 |
製造業 | 575 | 628 | 622 | 6.6 | 6.5 | 6.0 | 0.5 | 9.2 | -1.0 |
卸売業,小売業 | 4,630 | 5,099 | 5,525 | 53.3 | 52.9 | 53.2 | 6.7 | 10.1 | 8.4 |
金融・保険業 | 133 | 150 | 178 | 1.5 | 1.6 | 1.7 | 16.7 | 12.8 | 18.7 |
不動産業 | 533 | 640 | 652 | 6.1 | 6.6 | 6.3 | 90.4 | 20.1 | 1.9 |
運輸・通信業 | 122 | 138 | 138 | 1.4 | 1.4 | 1.3 | 11.9 | 13.1 | 0.0 |
サービス業 | 2,112 | 2,313 | 2,507 | 24.3 | 24.0 | 24.1 | 11.1 | 9.5 | 8.4 |
その他 | 25 | 24 | 28 | 0.3 | 0.2 | 0.3 | -10.7 | -4.0 | 16.7 |
弘前市市長公室『弘前市の事業所』昭和56年 |
表43 産業大分類別従事者数の推移(民営) | |||||||||
区分 | 実数 | 構成比 % | 増減率 % | ||||||
昭50年 | 53年 | 56年 | 昭50年 | 53年 | 56年 | 50/47 | 53/50 | 56/53 | |
民営総数 | 52,224 | 58,994 | 62,755 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 8.4 | 13.0 | 6.4 |
建設業 | 6,074 | 7,776 | 7,352 | 11.6 | 13.2 | 11.7 | 2.9 | 28.0 | -5.5 |
製造業 | 7,123 | 7,927 | 7,938 | 13.6 | 13.4 | 12.6 | 2.7 | 11.3 | 0.1 |
卸売業,小売業 | 21,296 | 24,475 | 26,172 | 40.8 | 41.5 | 41.7 | 6.6 | 14.9 | 6.9 |
金融・保険業 | 2,014 | 2,075 | 2,548 | 3.9 | 3.5 | 4.1 | 0.8 | 3.0 | 22.8 |
不動産業 | 765 | 948 | 1,241 | 1.5 | 1.6 | 2.0 | 54.5 | 23.9 | 30.9 |
運輸・通信業 | 2,873 | 3,201 | 4,007 | 5.5 | 5.4 | 6.4 | 8.9 | 11.4 | 25.2 |
サービス業 | 11,742 | 12,232 | 13,011 | 22.5 | 20.7 | 20.7 | 25.0 | 4.2 | 6.4 |
その他 | 337 | 360 | 486 | 0.6 | 0.6 | 0.8 | 4.7 | 6.8 | 35.0 |
昭和五十六年七月一日現在の市内の民営事業所数は一万三八八で、昭和五十三年調査に比べ七四五事業所(七・七%)増加し、同じく従業者数は六万二七五五人となり、三七六一人(六・四%)増加した。増加数の大きい業種を産業大分類別に見ると、事業所数では卸売業・小売業の四二六(八・四%)増、建設業の八七(一三・四%)増が大きく、従業者数では卸売・小売業の一六九七人(六・九%)増、運輸・通信業の八〇六人(二五・二%)増、サービス業の七七九人(六・四%)増、金融・保険業の四七三人(二二・八%)増の順となる。減少したのは製造業が事業所で一・〇%、建設業が従業者数で五・五%であった。
また、構成比を見ると、事業所数では卸売・小売業が五三・二%と過半数を占め、次いでサービス業が二四・〇%で、この両者で民営事業所総数の四分の三以上を占めている。以下は建設業の七・一%、不動産業の六・三%、製造業の六・〇%と続く。従業者数では卸売・小売業の四一・七%、サービス業の二〇・七%、製造業の一一・七%の順で大きい割合を占めている(前掲『弘前市の事業所』昭和五十六年)。
次に、昭和六十一年(一九八六)までの変化を見ると、昭和六十一年七月一日現在の事業所数(公務を含む)は、一万六一一で、前回調査の昭和五十六年に比べて一八事業所(〇・二%)減少し、同じく従業者数は七万一七五九人となり八七三人(一・二%)の減少となっている。事業所及び従業者数は、昭和五十六年までは着実な増加を続けていたが、昭和六十一年調査で減少となった。
事業所数を産業大分類別に見ると、卸売・小売業、飲食店が五四二九で全事業所数に占める割合は五二・四%と最も高く、次いでサービス業が二六四四(二五・五%)となっており、この二産業で七七・九%を占めている。
このほか、不動産業が六五六(六・三%)、建設業が六四八(六・三%)、製造業が六一四(五・九%)、金融・保険業が二〇七(二・〇%)と続いている。
一方、従業者数について見ると、卸売・小売業、飲食店が二万四一〇六人で全体の三八・五%を占め最も高い割合となっている。しかし、事業所数の占める割合五二・四%に比べると低い値となっている。
次いで、サービス業が一万五〇五四人(二四・〇%)、製造業が八五二一人(一三・六%)、建設業が六二七七人(一〇・〇%)、運輸・通信業が四六四七人(七・四%)、金融・保険業が二五四九人(四・一%)などとなっている。
前回との増減数を見ると、事業所数が増えたのは、サービス業の一二九、金融・保険業の二九など五産業で、逆に滅ったのは卸売・小売業、飲食店の九三、建設業の九〇が大きい。
一方、従業者数が増えたのはサービス業の二〇一九人運輸・通信業の六四二人、製造業の五七二人となっており、減ったのは卸売・小売業、飲食店の一九九一人、建設業の一〇七五人などとなっている。
なお、製造業は事業所数が一二減っているものの、従業者数では五七二人の増加となっている(同前、昭和六十一年)。
平成三年の調査結果について見れば、同年七月一日現在の事業所数(公務を含む)、は一万二二四で、昭和六十一年に比べて三八七事業所(三・六%)減少した。また、従業者数は七万六八三四人となり、逆に五〇七五人(七・一%)の増加となっている。
事業所数は前回に続いての減少となっているが、従業者数は増加に転じた。また、公務(国・公共企業体及び地方公共団体の事業所)を除いた民営事業所数はちょうど一万、従業者数は六万八一八七人となり、前回に比べて事業所数で三六五(三・五%)減少しているが、従業者数では五五七八人(八・九%)増加している。
事業所数を産業大分類別に見ると、卸売・小売業、飲食店が五一一二事業所となってとなっており、全事業所数の五一・一%を占め、次いでサービス業の二六八五事業所(二六・九%)となり、この二産業で約八割になっている。
その他では、不動産業が六一七事業所(六・二%)、製造業が六一三(六・一%)、建設業六〇四(六・〇%)、金融・保険業一九四(一・九%)等と続いている。
一方、従業者数について見ると、卸売・小売業、飲食店が二万六〇二九人となっており、全体の三八・二%を占め最も高い割合になっており、次いで、サービス業が一万七三六八人(二五・五%)、製造業が一万六八八人(一五・七%)、建設業五八二四人(八・五%)、運輸・通信業が四三二三人(六・三%)等となっている。
昭和六十一年との増減数を見ると、事業所数が増えたのは、サービス業の四一、運輸・通信業一〇の二産業だけで、減ったのは、卸売・小売業、飲食店の三一七、建設業四四、不動産業三九等七産業と多くなっている。
一方、従業者数が増えたのは、サービス業の二三一四人、製造業の二一六七人、卸売・小売業、飲食店一九二三人の増加となっており、減ったのは、建設業の四五三人、運輸・通信業三二四人、金融・保険業一四五人の減少である。
なお、製造業、不動産業は、事業所数でそれぞれ一事業所、三九事業所減っているが、従業者数はそれぞれ二一六七人、八三人増えている。逆に運輸・通信業は、事業所数が一〇増えているが、従業者数は三二四人減った(同前、平成三年)。
表44 産業大分類別事業所数及び従業者数(平成3年) | ||||||||
(単位:所、人、%) | ||||||||
産業大分類 | 事業所数 | 従業者数 | ||||||
実数 | 構成比 | 対61年増減 | 実数 | 構成比 | 対61年増減 | |||
実数 | 率 | 実数 | 率 | |||||
民営総数 | 10,000 | 100.0 | △356 | 3.5 | 68,187 | 100.0 | 5,578 | 8.9 |
第1次産業 | 11 | 0.1 | △1 | △8.3 | 156 | 0.2 | 37 | 31.1 |
農業 | 11 | 0.1 | △1 | △8.3 | 156 | 0.2 | 37 | 31.1 |
林業 | - | - | - | - | - | - | - | - |
漁業 | - | - | - | - | - | - | - | - |
第2次産業 | 1,223 | 12.2 | △46 | △3.6 | 16,608 | 24.4 | 1,704 | 11.4 |
鉱業 | 6 | 0.1 | △1 | △14.3 | 96 | 0.1 | △10 | △9.4 |
建設業 | 604 | 6.0 | △44 | △6.8 | 5,824 | 8.5 | △453 | △7.2 |
製造業 | 613 | 6.1 | △1 | △0.2 | 10,688 | 15.7 | 2,167 | 25.4 |
第3次産業 | 8,766 | 87.7 | △318 | △3.5 | 51,423 | 75.4 | 3,837 | 8.1 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 2 | 0.0 | - | 0.0 | 177 | 0.3 | △14 | △7.3 |
運輸・通信業 | 156 | 1.6 | 10 | 6.8 | 4,323 | 6.3 | △324 | △7.0 |
卸売・小売業,飲食店 | 5,112 | 51.1 | △317 | △5.8 | 26,029 | 38.2 | 1,923 | 8.0 |
金融・保険業 | 194 | 1.9 | △13 | △6.3 | 2,404 | 3.5 | △145 | △5.7 |
不動産業 | 617 | 6.2 | △39 | △5.9 | 1,122 | 1.6 | 83 | 8.0 |
サービス業 | 2,685 | 26.9 | 41 | 1.6 | 17,368 | 25.5 | 2,314 | 15.4 |
弘前市『弘前市の事業所』平成3年 |
このように、昭和五十三年以降の弘前市経済は、一進一退を繰り返しているが、石油ショック以後の動向を全体的に見ると、昭和五十六年まで事業所数、従業者数ともに比較的順調に上昇し、以後平成期にかけて上昇が止まったことがわかる。