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真田家歴代の宝物を展示、歴史資料を収蔵
松代真田家十二代真田幸治が、昭和四十一年(一九三六)、九代藩主幸教の母が住んだ真田邸(城外御殿)とともに、当時の松代町に寄付した貴重な歴史資料を収蔵。真田家先祖伝来の品々は、大名道具としての武具・刀剣類から調度品、絵画作品、藩政に関わる古文書・典籍類にいたるまで、総数三万点に及ぶという。重要文化財の「青江の大太刀」、家康から拝領の名工粟田口吉光作の短刀、永楽焼十一代目保全の茶碗などお茶道具の逸品、昌幸所用の「昇り梯子の甲冑」や刀剣類、豊臣秀吉・石田三成・徳川家康・武田信玄らの書状、県宝真田家文書や絵図、八代藩主幸貫の時代に造られた三面大黒天なども興味深い。松代藩に関連の資料受け入れもおこなっており、寄贈・寄託資料は約百件以上ある。常設展、特別企画展も聞かれており、真田十万石の歴史を遡ることができる。