天保12年の戸口

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 天保12年における箱館および箱館地方の戸口数を示せば、次の通りである。
 
箱館
 大町    一二九戸    六四三人    内澗町   一七六戸    八七〇人
 地蔵町  二一六戸 一、一五二人    大黒町   一〇六戸    四九七人  
 神明町    九一戸    四五一人    仲町      八三戸    四一四人
 弁天町  二一三戸 一、一八三人    鰪澗町   五〇戸
二四一人
 山ノ上町 三〇九戸 一、五二八人    大工町     四三戸    二〇二人
      計 一、四一六戸 七、一八一人(内男三、四九〇人・女三、六九一人)
箱館付村々
 三二箇村 一、五六三戸 七、五三八人(内男四、〇五二人・女三、四八六人) 
 六箇場所    六三一戸 二、六八二人(内男一、四三三人・女一、二四九人)
      計 二、一九四戸 一〇、二二〇人(内男五、四八五人・女四、七三五人)

 
 とあって、箱館は松前藩復領当時の戸数1000余戸か1,416戸に増加している。また当時32か村の内、今日函館市に属する尻沢辺村や亀田村などの各村についても、相応の増加があったものとみられる。