寺院

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高龍寺(曹洞宗) 天保8(1837)年総門を焼いたので、同15年本堂、庫裡、祖師堂、霊堂、鎮守堂、絵馬堂を新築している。文化4年幕府若年寄堀田正敦の宿舎となっている。『箱館夜話草』には「此寺の住持より江戸泉岳寺にうつるの寺格あり、すでに三代にいたる」と見られる。
称名寺(浄土宗) 宝永のころは方50間の寺地に、本堂、庫裡、三十三観音堂、経蔵、鐘楼門など整っていたが、文化3年の大火で全焼、のち再建して書院など前より雄大にした。箱館奉行交代の時には仮本陣となった。
浄玄寺(浄土真宗大谷派) 天明6(1786)年に表門を楼門に造り替えているが、文化の大火で焼け、文政12年にも焼けている。
実行寺(日蓮宗) 文化3年の大火で類焼。
天祐寺(天台宗) 寺伝では嘉永3(1850)年奥州相馬の智秀坊広照が、歓喜天を祀ったのが創始という。