現況の北海道の国有林・道有林などのいわゆる公有林のほとんどは官林と呼ばれ、明治一〇年代にはその基礎がつくられたものである。
山林監吏の配置(函館新聞 三〇四号明治一三年二月五日木)
○第九号
山林取締ノ為左ノ各所当庁地理係山林監吏配
置候條自今林木払下ケヲ願フモノハ別紙手続
書之通可相心得此旨布達候事
函館市庁
明治十三年一月廿七日 開拓大書記官時任為基
山林監吏配置之位地 取締ノ区域
亀田郡亀田村 亀田 鍛治 神山
赤川 石川 桔梗
大中山 下湯川 上湯川
亀尾
茅部郡戸井村 戸井 小安 尻岸内
椴法華
亀田郡ノ内
志苔 石崎 銭亀沢
山越郡山越内村 山越内村 長万部
茅部郡ノ内
落部村
茅部郡森村 尾札部 臼尻 熊泊
鹿部 砂原 掛澗
森 尾白内 鷲ノ木
蛯谷 石倉 宿野辺