二 肥前名護屋での「日本之つき合」

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 北奥の糠部郡において九戸一揆が鎮圧された直後の天正十九年(一五九一)十月、豊臣秀吉奥羽再仕置を終えてすでに奥羽から帰っていた浅野長吉を総奉行に任命し、肥前名護屋(ひぜんなごや)において築城工事の開始を命じた。この名護屋城を拠点として(みん)征服の準備が始められた。