目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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二 寺院
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(六)曹洞宗の寺院
常源寺
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常源寺
(じょうげんじ)は、「
長勝寺並寺院開山世代調
」によれば、永禄六年(一五六三)、開基を為信の父
武田守信
とし、和徳村(現市内)に創建されたとする。「
曹洞諸寺院縁起志
」は、三ツ目内村(現南津軽郡大鰐町)の金竜寺の末寺であったが、金竜寺が衰退するに及んで
耕春院
の末寺になり、慶長年間(一五九六~一六一四)に弘前へ移ったとする。創建には諸説があり、
真言宗
の
寺院
で熊野・
稲荷宮
を司っていたのを
曹洞宗
に改めたとか、和徳讃岐の建立とか、和徳
稲荷宮
を鎮守としていたとの記載もみられる。