平成19年(2007)度

English Español

109シーズン目

【代表】 アジア3国対抗とクラシック・オールブラックスの来日 日本代表韓国香港とのアジア3国対抗に大勝した。またNZ代表OBチームが来日、日本代表と熱戦を演じて日本のファンを魅了した。
アジア3国対抗兼第10回日韓定期戦
★2192007.4.22日本代表82−0韓国代表秩父宮
★2202007.4.29日本代表73−3香港代表秩父宮
クラシック・オールブラックス来日
2007.5.9日本代表26−35○C・オールブラックス神戸ユニバー
2007.5.12日本代表6−36○C・オールブラックス秩父宮

第2回IRBパシフィックネーションズカップ IRBは、第2回パシフィック大会から豪州A代表を加えて6ヵ国対抗とした。日本代表は強豪相手に健闘、トンガに勝利したほか、フィジーサモアに食い下がりカーワンジャパンの進化を見せた。
★2212007.5.26日本代表15−30フィジー代表ラウトカ
★2222007.6.2日本代表20−17トンガ代表コフスハーバー(豪州)
★2232007.6.9日本代表10−71豪州A代表タウンズビル
★2242007.6.16日本代表3−13サモア代表ユアテック仙台
★2252007.6.24日本代表3−51NZ代表ジュニア秩父宮

RWC壮行試合とイタリア遠征 RWC出場を目前に、日本代表はアジアバーバリアンズと壮行試合を行ったあと、イタリアとテストマッチ、ポルトガルと強化試合を経てフランスに乗り込んだ。
第6回RWC壮行試合
2007.8.10日本代表69−10●アジアバーバリアンズ秩父宮
★2262007.8.18日本代表12−36イタリア代表アオスタ
強化試合
2007.8.25日本代表スコッド15−13●ポルトガル代表ベネト(イタリア)

第6回ラグビーワールドカップ大健闘も予選敗退 第6回ラグビーワールドカップが、フランスを主会場して行われ、南アフリカが決勝で15−6でイングランドを下して、2回目のチャンピオンとなった。アルゼンチンが地元フランスを破ってベスト4に進み喝采を浴びたのに対し、優勝候補と目されたニュージーランドは18−20でフランスに、オーストラリアは10−12でイングランドに、ともに準々決勝で敗れて期待を裏切った。ジョン・カーワンHC率いる日本は、フィジーと死闘を演じ、カナダにはロスタイムで追いつき、引き分けに持ち込むなど大健闘を演じたが、勝利を挙げることはできなかった。大会後日本協会はジョン・カーワンのHC留任を発表し、代表チームの継続的強化を要請した。
★2272007.9.8日本代表3−91豪州代表リヨン
★2282007.9.12日本代表31−35フィジー代表トゥールーズ
★2292007.9.20日本代表18−72ウエールズ代表ミレニアム
★2302007.9.25日本代表12−12カナダ代表ボルドー

【選手権】 三洋電機がついに日本一に輝く 第45回日本選手権大会では、三洋電機ワイルドナイツが40−18でサントリーサンゴリアスに雪辱し、万年2位の汚名をそそぎ宮本勝文監督が宙に舞った。宮地克実元監督の涙の笑顔が三洋の喜びの象徴だった。
【トップ】 トップリーグはサントリー 第5回トップリーグは三洋電機ワイルドナイツが初めて13戦全勝、勝ち点60で首位になったが、プレーオフ決勝で清宮克幸監督率いるサントリーサンゴリアスに10−14で敗れて涙をのんだ。
【大学】 大学日本一は早大 第44回大学選手権は関東学大の不祥事による欠場で、早大との7年連続の決勝対決はならなかった。中竹竜二監督、権丈太郎主将の早大が下馬評どおりの強さを見せ、決勝で慶大を26−6で下し2年ぶり14回目のチャンピオンとなった。/対抗戦は早大、リーグ戦は東海大が優勝 第78回関東大学対抗戦は早大が7戦全勝で7年連続32回目の優勝、第41回関東大学リーグ戦は東海大が6勝1敗で初優勝を遂げた。袋舘龍太郎、向井昭吾らを輩出した東海大が、昭和51年度(1976)に1部昇格以来、32年間の努力が実って木村季由監督、宮本誉久主将が新しい歴史を作った。関東学大は全勝を目前にしたシーズン後半に部員の大麻事件が発覚、以後の試合を辞退、春口監督が引責辞任し桜井新監督の元で再出発することになった。/関西は同大、九州は福岡大が4連覇 第79回関西大学リーグ戦は6勝1敗で同大が2年ぶり47回目の優勝を果たした。九州の決勝は4年連続同じカードになり福岡工大が19−22と肉薄したが福岡大の牙城を崩せなかった。
【地域】 第47回三地域対抗で関東代表が2年連続22回目の優勝。/第62回学生東西対抗は関東が89−24で勝利。/第58回朝日招待は早大が35−12で九州代表を下した。
【その他】 地区対抗は中京大、高専は神戸市立工専、クラブはタマリバが優勝 第58回地区対抗大会は中京大が64−10で武蔵工大を破り2年連続3回目の優勝、第38回高専大会は神戸市立工専が32−14で宮城工専を下して2年ぶり6回目の優勝、第15回クラブ選手権はタマリバクラブが21−0で六甲クラブに勝って5年連続6回目の優勝を果たした。/高校は春が伏見工、冬は東福岡高が初優勝 第8回高校選抜大会は伏見工が17−12で桐蔭学園を下して初優勝した。花園の第87回全国高校大会は東福岡が歴史に残る名勝負の末、12−7で伏見工を破り念願の初優勝を果たし、谷崎重幸監督と選手たちが感激の涙を流した。/国体は成年が秋田、少年は神奈川が優勝 第62回秋田国体は成年が男鹿市、少年が秋田市で行われ、成年の部は秋田県(全秋田)が26−13で福岡県(全福岡)を下して優勝、少年の部は神奈川県(全神奈川)が26−10で秋田県(全秋田)を退けて優勝した。
【女子】 女子日本代表アジア3位 10月、中国・昆明で行われた女子アジア大会で、女子日本代表は1回戦で6−10でカザフスタンに敗れたが、シンガポールに20−7で勝ち3位となった。
【国際】 NZU12回目の来日 4月、NZUは31−15日本U21代表、39−17日本U23代表、32−35日本U23代表と2勝1敗となった。/第10回日英大学対抗、ケ大2敗 9月、ケ大8−46全関東学大、19−47早大と大学レベルでは完全に逆転現象が生まれたのか、ケ大はまったくいいところがなかった。/高校代表海外遠征 7月に第33回高校日本代表の豪州遠征(2勝2敗)を実施した。