昭和八年には、以後、一ヵ年更新となった。
日中戦争が始まると、命令航路は内外ともに拡大された。
一、逓信省命令航路 1、函館樺太線(日本郵船)
2、函ペトロパプロフスク線(栗林商船)
二、北海道庁命令航路 1、函館小樽線(藤山海運)
2、函館択捉線(金森商船)
イ、函館幌泉線 ロ、函館釧路線 ハ、函館蘂取線
3、函館千島線(日本郵船)
イ、函館蘂取線 ロ、函館占守線
4、函館根室線(島谷汽船)
5、函館鹿部線(渡島商船)
○四月から翌年三月まで年八〇回運航
函館 尻岸内 古武井 椴法華 尾札部 臼尻 鹿部間を航海
○臨時 根田内 古部 木直 川汲に寄港することがある。
三、函館市命令航路 1、函館北鮮線(島谷汽船)
2、朝鮮大連北海道線(島谷汽船)
3、函館三陸線(三陸汽船)
4、函館下北甲線(橋谷回漕店)
5、函館下北乙線(奥佐運輸)
四、樺太庁命令航路 1、大阪真岡線(北日本汽船)
2、大阪大泊線(川崎汽船)
3、伏木敷香線(北日本汽船)
4、函館安別線(北日本汽船)
5、函館能登線(北日本汽船)
昭和一一・六・一 函館新聞
蔭 下海岸室蘭定航船
鉄船 明星丸 ラジオ備付各船
尻岸内 女那川 古武井 根田内 磯谷 元椴法華 椴法華 古部 白井川 木直 見日 尾札部 川汲 板木 臼尻 熊泊 磯谷 室蘭行
函館市豊川町 函青汽船株式会社
事務所 電話二三二八番 市外専用電話 二番
西浜町荷受所 スコット倉庫
荷受所豊川町 安田倉庫前
◇渡島商船出帆広告◇
〔北海道庁命令航路〕
渡島丸 毎月三日 六日 九日 一二日 一五日 一八日 二一日 二四日 二七日 晦日
尻岸内 女那川 古武井 恵山 椴法華 古部 白井川 木直 見日 尾札部 川汲 板木 臼尻 熊泊 鹿部行
〔函館奥尻間定期〕
共栄丸 隔日出帆
久遠 茶津 釣懸 青苗 瀬棚行
函館市西浜岸壁 ※ 安達回漕店
電話二七〇番