目次
/
新編弘前市史 通史編2(近世1)
/
第3章 幕藩体制の確立
/
第二節 土地制度の確立と前期農政の展開
三 貞享検地と地方支配機構の確立
315 ~ 316 / 765ページ
津軽
弘前藩
は、貞享元年(一六八四)から貞享総
検地
に着手するとともに、
知行制
度をそれまでの
地方知行
(じかたちぎょう)制から
俸禄
(ほうろく)制に、また、天和三年(一六八三)には、一六からなっていた
遣
という行政単位を二五の組に、さらに、雑多な現物納と過重な
夫役
を特徴とした
年貢・諸役
の体系を、
米納
を主とするものに改めた。こうした変化は、
武田源左衛門
ら
藩主
信政によって引き立てられた
出頭人
と呼ばれるグループに主導されたものであった(『五所川原市史』通史編)。