目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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三 神社
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(一)神社
山王宮
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山王宮
(さんのうぐう)(現大杵根(おおきね)
神社
)は、「
社堂縁起
」によれば大同年間(八〇六~八〇九)、
坂上田村麻呂
が創建したが、衰退して
熊野宮
(現
熊野奥照神社
)の相殿となっていたのを、元禄十年(一六九七)、信政が再建したという。『
奥富士物語
』は、
最勝院
住職の霊夢に山王大権現が現れたことから再建したとしている。また「
神社微細社司由緒調書上帳
」には、古くから
大杵根神社
とも
東山
あるいは
東嶽大明神
とも称したという。
神職
は
熊野宮
神主
長利氏が務めた。
神仏分離
の際、仏体を廃し現社名に改称したようである。