(2)完新世…現在を含む地質時代最新の世で、現世、沖積世ともいう。約一万年前から現在までをいう。
(3)重鉱物…比重二・八五以上の鉱物で、それ未満を軽鉱物という。砕屑(さいせつ)岩中の重鉱物は岩片と共に供給源の岩石種の推定に有効である。
(4)分級度…砕屑物を構成する粒子の粒径の広がりをいい、広がりが大きいほど分級度が悪い。
(6)ラピリ(lapilli)…直径二~六四ミリメートルの範囲内にある火山礫のこと。
(7)埋没樹(林)…陸上で生育していた森林がそのまま埋積されて残存するもの。
(8)火山泥流…噴火時に火口周辺に大量に雪や氷があったり、火口内に大量の水がたまっていたりすると、火山岩や火山灰を土石として多量に含んだ水が一気に流れくだること。集中豪雨の時に発生することがある。
(12)海進…海岸線が陸側に前進してくること。
(13)フィッション・トラック法…固体に高エネルギーの重い荷電粒子が照射されるか固体内部で核分裂(フィッション)して通過すると、大きなエネルギーの吸収が起こり、粒子が制止するまでその飛跡(トラック)をつくるが、その飛跡を計数することによってその固体の年代を測定する方法。
(15)N値…標準貫入試験のこと。ボーリング孔底に下ろしたサンプラーを、重さ六三・五キログラムのハンマーを七五センチメートルの高さから落として打撃し、地盤に三〇センチメートル貫入させるときの打撃回数をいう。
(16)シルト…砂と粘土の中間粒度の砕屑粒子。