[口絵]


岩木山と弘前市街


岩木火山北麓の大鳴沢流域に展開する扇状地。左右両側の高地が岩屑なだれ堆積面である。


十面沢小丘群の一つ。十面沢南方の採石場跡にみられる岩屑なだれ堆積物が,十面沢小丘群の構成物を覆っている。


赤倉沢の高度1200mにみられる崩落地。古岩木火山体を形成する溶岩と火砕岩からなる。


赤倉沢の高度500m付近にみられる岩屑なだれ堆積物古岩木火山水蒸気爆発により岩屑なだれが発生し,山麓へと流れる。


日本海に面した出来島海岸(上)。


泥炭層からなる海食崖には埋没樹が露出(左)し,埋没樹直上には約2万4000年前に降下した姶良テフラがうすく堆積している。


亜中新統相馬安山岩類の凝灰角岩がつくる奇岩,ガマ岩。
(西目屋村乳穂ヶ滝付近)


中央の矢はず状の縞模様はヘリンボーン構造である。潮流が左手へ流れた後に,反転して右手へ流れたことを示している。約150万年前のエスチュアリー堆積物
(平賀町唐竹付近)


鮮新統大秋層東目屋層の境界。巨大な円シルト岩のブロックを含んだ東目屋層の基底が,左から右へ向かって次第に下位の大秋層を削り込んでいる。
(西目屋村郷坂沢)


中新世後期に,海底に流れ出した玄武岩溶岩にみられる枕状構造。
(五所川原市小田川)


碇ヶ関カルデラの水域に堆積した、泥炭質シルト岩。湖の堆積物に特有な平行な縞(ラミナ)がみられる。
(碇ヶ関村碇沢)


中央の谷にそって並ぶ三角形の山すそを三ッ目内川が流れ,その位置を三ッ目内断層が通る。山々の背後のくぼ地には黒石断層が平行するように通っている。
(大鰐町三ッ目内)


砂沢遺跡から検出された最北の水田跡


台付浅鉢形土器(重要文化財,砂沢遺跡弥生時代前期)


正面


背面
土偶(下半身を欠く,現存部 高13.5cm 幅18.6cm)
(個人蔵,砂沢遺跡弥生時代前期)


爪形文土器破片
(独孤遺跡,縄文時代草創期)


岩木山麓緊急発掘調査で発掘された土製装飾品
(岩木町薬師Ⅱ号遺跡,縄文時代晩期)


正面


背面
岩木山麓緊急発掘調査で発掘された土偶(岩木町・薬師Ⅱ号遺跡,縄文時代晩期)


尾上山(3)遺跡6号土坑遺物出土状況
(縄文時代前期青森県埋蔵文化財調査センター提供)


十腰内Ⅰ遺跡3号住居跡
(縄文時代晩期青森県埋蔵文化財調査センター提供)


十腰内Ⅰ遺跡1号竪穴住居跡
(縄文時代晩期青森県埋蔵文化財調査センター提供)